注目された米8月消費者物価指数(CPI)で変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIが前月比+0.3%と予想の+0.2%を上回る伸びとなったことで9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ期待が後退したことが重しとなり、一時、大きく下落した。しかし、ヘッドラインCPIが前年比+2.5%と前月の+2.9%から伸びが鈍化し、予想の+2.6%も下回ったことや、エヌビディア(+8.15%)などのメガキャップに買いが強まったことで終盤にかけて大きく上昇した。
ダウ平均は朝方に743ドル安まで下落したが、終盤に166ドル高まで上昇し、124.75ドル高(+0.31%)と反発して終了。S&P500も1.61%安まで下落後、1.18%高まで上昇し、1.07%高で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は1.40%安まで下落後、2.32%高まで上昇し、2.17%高で終了。S&P500とナスダック総合は3日続伸となった。