米8月生産者物価指数(PPI)がおおむね予想通りとなったほか、新規失業保険申請件数も予想並みの小幅な増加にとどまったことで、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待や米国経済のソフトランディング期待が続き、メガキャップやエヌビディアなどの半導体株の上昇が相場をけん引した。
ダウ平均は朝方に196ドル安まで下落する場面もあったが、235.06ドル高(+0.58%)とほぼ高値引けとなった。S&P500とナスダック総合も0.3%程度下落後、それぞれ0.75%高、1.00%高で終了。ダウ平均は2日続伸し、S&P500とナスダック総合は4日続伸となった。S&P500は9月初めに急落したが、月初来の下落率は0.93%に縮小し、史上最高値まで1.30%に迫った。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の17.69ポイントから17.07ポイントに低下した。