注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の大幅利下げが決定されたことで買いが優勢となったが、その後は利益確定売りや景気後退(リセッション)懸念から売りが優勢となった。ダウ平均は午後のFOMC 結果公表を控え前日終値を挟んでもみ合ったが、0.50%の利下げを受けて375ドル高まで上昇し、3日連続で取引時間中の史上最高値を更新した。しかし、買い一巡後は売りに押され、103.08ドル安(-0.25%)と2日続落して終了した。S&P500も一時、0.98%高まで上昇し、連日で取引時間中の史上最高値を更新したが、0.29%安と8日ぶりに反落して終了した。ハイテク株主体のナスダック総合も1.16%高まで上昇後、0.31%安と反落して終了した。S&P500の11セクターはエネルギー、コミュニケーションの2セクターが上昇したものの、公益を筆頭に、IT、生活必需品、素材、不動産など9セクターが下落した。