注目された9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、インフレの根強さが意識されたことに加え、新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、ソフトランディング期待がやや後退したことも相場の重しとなった。前日に過去最高値で終了したダウ平均は軟調にスタートすると、一時203ドル安まで下落したが、終盤に買い戻され、57.88ドル安(-0.14%)と小幅ながら3日ぶりに反落して終了。前日に取引時間中と終値の史上最高値を更新したS&P500も0.21%安で終了し、ナスダック総合は0.75%安まで下落後、0.23%高まで上昇したが、0.05%安とわずかに下落して終了した。S&P500の11セクターはエネルギー、素材、ITの3セクターが上昇し、不動産、コミュニケーション、資本財、生活必需品など8セクターが下落した。