決算発表が好感されたソフトウェアのセールスフォースとデータセンター向け半導体製造のマーベル・テクノロジーが急伸し、ハイテク株全般に買いが波及した。ダウ平均は308.51ドル高(+0.69%)の45014.04ドルと3日ぶりに反発し、終値で初めて45000ドルを上回った。S&P500は0.61%高、ハイテク株主体のナスダック総合も1.30%高とともに4営業日続伸。主要3指数はそろって取引時間中と終値の史上最高値を更新した。S&P500の11セクターはIT、一般消費財、コミュニケーション、資本財など5セクターが上昇し、エネルギー、素材、金融など6セクターが下落した。経済指標では、金曜日の11月雇用統計の前哨戦となる11月ADP民間部門雇用者数が14.6万増と市場予想の15.0万人増を下回った。要人発言では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利下げについて慎重に進める余裕があるとしたが、市場はほぼ無反応だった。