最高値圏で推移する米国株は、3連休前の週末の取引で利益確定売りが上値を抑えたものの、ワクチン普及による早期経済活動正常化期待が続いた。バイデン米大統領は、モデルナとファイザーのコロナワクチン2億回分を追加契約したと発表し、合計6億回分のワクチンが7月までに3億人の全国民に行き渡るとした。ダウ平均は82ドル安まで下落したが、小幅に反発して終了し、再び終値での史上最高値を更新した。S&P500は2日続伸し、取引時間中と終値の最高値を更新。ナスダック総合も続伸し、終値の最高値を更新した。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比-1.28ポイントの19.97ポイントで終了し、昨年2月21日以来、約1年ぶりに20ポイントを下回った。
NYダウ反発し27ドル高 ワクチン普及で経済回復期待https://t.co/2xz24AhHV6
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) February 12, 2021