米大統領選でのトランプ前大統領の勝利を好感する流れが続く中、アップル、エヌビディア、メタなどのハイテク・ジャイアントが大幅続伸した一方、前日に急伸した金融株などに利益確定売りが強まった。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想通り、政策金利が0.25%引き下げられ、今後についてはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がデータ次第だとコメントした。前日に1500ドル超上昇したダウ平均は一時93ドルまで上昇し、前日に続いて取引時間中の史上最高値を更新したが、0.59ドル安(0.00%)とほぼ横ばいで終了。一方、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.74%高、1.51%高と、ともに3日続伸し、連日で取引時間中と終値の最高値を更新。ナスダック総合は初めて終値で19000ポイントを上回った。S&P500の11セクターはコミュニケーション、IT、一般消費財、不動産など8セクターが上昇し、金融、資本財、エネルギーの3セクターが下落した。米10年債利回りは前日の4.426%から4.333%に低下。センチメントは引き続き改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の16.27ポイントから15.20ポイントに低下。8月30日以来の低水準となった。