年末年始の株高アノマリーへの期待を背景に、消費関連株や韓国サムスンによる買収が報じられたバイオジェンなどが上昇し相場を支えた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、空運やクルーズ株が下落したほか、長期金利の上昇が嫌気され、ハイテク・グロース株の一角も下落した。ダウ平均は90.42ドル高(+0.25％)と6日続伸し、11月8日以来、1カ月半ぶりに取引時間中と終値の最高値を更新。S&P500も0.14％高と反発し、再び終値の最高値を更新。今年に入っての最高値更新は70回目となった。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.10％安と小幅ながら2日続落となった。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は16.95ポイントと前日比0.59ポイント低下した。
