NYダウ 34,641.18 -280.70
S&P500 4,525.12 -57.52
ナスダック総合 14,204.17 -328.39
CME225先物 27,520 -280
※ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事がインフレ抑制のためにバランスシートの縮小を急ぐべきだと発言したことで早期金融引き締めへの警戒感が強まった。公益や生活必需品などのディフェンシブ株がおおむね堅調となった一方、半導体などのハイテク株や鉄道や空運などの輸送株などが幅広く下落した。ダウ平均は朝方に190ドル高まで上昇したが、ブレイナード発言を受けて急反落。終盤に355ドル安まで下落し、280.70ドル安(-0.80%)で終了。前日に1.9%上昇したナスダック総合は2.26%安と大幅反落。S&P500も1.26%安で終了し、3指数がそろって3日ぶりの反落となった。
早期金融引き締め観測が強まったことでグロース株が軒並み安。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4.53%安と大幅反落した。景気の先行指数とされるダウ輸送株30種は2.81%安と大幅に5日続落。月初からの3日間では7.48%安となった。S&P500の11セクターは公益、ヘルスケア、生活必需品、不動産の4セクターが上昇した一方、一般消費財、IT、エネルギー、コミュニケーション、資本財など7セクターが下落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は21.03ポイントと前日比2.46ポイント上昇した。