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<7685>BuySell Technologies

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BuySell Technologies(=BUYSEL、7685)

前期は2ケタ増収増益を見込む
 業績は好調で、前22年12月期の連結売上高は340億円(前々期比37.2%増)、営業利益は33億5000万円(同44.7%増)を見込む。依然として新型コロナウイルスの影響はあるが、その中でも買い取り、販売とも好調に推移している。決算発表は2月13日の予定。
 同社は出張訪問買い取りサービス「バイセル」を展開中。同サービスはまず自社コールセンターで依頼を受け、依頼客のニーズを把握した上で、その後に同社の出張査定員が依頼客宅を直接訪問し、商品を査定して条件が折り合えば買い取りを行う。着物、切手、貴金属、ブランド品など、主にラグジュアリー商材を取り扱っている。
 一時は新型コロナで出張査定員の直接訪問ができなかったが、それは既に解消されており、出張訪問件数は増加傾向にある。22年7月には同社と同じくリユース事業を展開するフォーナイン(東京都千代田区)を子会社化し、店舗における買い取りにも注力、現在では全国に200店舗以上の買い取り店舗を展開する。
シニア層の自宅・遺品整理増加
 一方、新型コロナで在宅時間が増えたことから、自宅を整理しようという動きが増加し、同社サービスのニーズは拡大中だ。同社の主要顧客は50代以上のシニア層で、自宅整理のほか、遺品整理で利用するというケースも多い。最近ではSDGs(持続可能な開発目標)の観点からリユースへの注目度が向上していることも、同社にとっては追い風になっている。
 また、販売面ではOMO(Online Merges with Offline)を推進し、自社EC(電子商取引)サイトなどEC販売に加えて、店舗での販売、催事販売にも取り組む。DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用し、より効果的な販売展開をしている点が強み。
 現在は24年12月期を最終年度とする中期経営計画を推進中。出張訪問買い取り事業の継続強化とともに、M&A(企業の合併・買収)、新規事業の立ち上げなどから、最終年度には売上高465億円、経常利益60億円を目標としている。(株式新聞より)