7月小売売上高が予想以上に増加し、新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことで景気後退(リセッション)懸念が和らいだことでセンチメントが一段と改善した。ダウ平均は554.67ドル高(+1.39%)の40563.06ドルと大幅に3日続伸し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.61%高、2.34%高とともに大幅に6日続伸した。S&P500は週初から3.72%高となり、7月16日に付けた史上最高値まで2.23%に迫った。S&P500の11セクターは不動産、公益を除く9セクターが上昇。一般消費財が3.38%高、ITが2.54%高となったほか、素材、資本財が1%超上昇した。半導体株はエヌビディアが4.05%高、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が4.70%高、インテルが3.87%高となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.87%上昇した。米10年債利回りは前日の3.822%から3.916%に上昇したが、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の16.19ポイントから15.23ポイントに低下。7月23日以来の低水準となった。