原油高や米10年債利回りの上昇が続いたことでセンチメントが悪化した。NY原油先物が中東情勢の緊迫化による供給不安から5日続伸して77ドル台に上昇し、米10年債利回りは先週末の強い雇用統計を受けた大幅利下げ期待の後退で、7月31日以来となる4.0%台に上昇した。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の19.21ポイントから22.64ポイントに上昇し、8月8日以来の高水準となった。ダウ平均は軟調にスタートすると、一時、521ドル安まで下落し、398.51ドル安(-0.94%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.96%安、1.18%安で終了し、主要3指数がそろって反落した。S&P500の11セクターはエネルギー(+0.35%)を除く10セクターが下落。公益が2.32%安と下落率トップとなったほか、コミュニケーション、一般消費財、金融、生活必需品が1%超下落した。