3日NY
トランプ米大統領が週末にメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を、中国からの輸入品に10%の追加関税を課すと発表したことで世界的景気悪化懸念や米国内の物価上昇懸念で急落したが、メキシコに対する関税発動を1カ月停止するとしたことで過度な警戒感が後退し下落幅を縮小した。ダウ平均は下落してスタート後、665ドル安まで下げ幅を拡大したが、関税発動停止のニュースを受けて一時49ドル高まで反発し、122.75ドル安(-0.28%)で終了。S&P500も1.93%安まで下落後、0.76%安で終了し、ナスダック総合は2.48%安まで下落後、1.20%安で終了。主要3指数はそろって2日続落したが、下落幅を縮小して終了した。S&P500の11セクターは生活必需品、公益、エネルギーなど5セクターが上昇し、IT、一般消費財、資本財、金融など6セクターが下落。メキシコの主要銘柄で構成されるiシェアーズMSCIメキシコETFは2.49%高で終了した。