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注目された米1月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回ったものの、失業率が改善し、平均賃金が予想以上に増加したことに加え、ミシガン大が発表した1年先期待インフレ率速報値が大きく上昇したことで利下げ期待が後退したことや、米10年債利回りが一時4.51%台に上昇したことが重しとなった。トランプ大統領が幅広い国に対して相互関税を課す方針を明らかにしたことも嫌気されたほか、決算が予想を上回ったものの、弱い見通しが嫌気されたアマゾンが4%超下落したことや、決算が嫌気されたアルファベットが3%超続落したこともハイテク株の重しとなった。ダウ平均は朝方に109ドル高まで上昇したが、終盤に467ドル安まで下落し、444.23ドル安(-0.99%)と2日続落して終了。S&P500とナスダック総合もともに0.3%上昇後、それぞれ0.95%安、1.36%安で終了。ともに4日ぶりの反落となった。
週間では主要3指数がそろって下落。ダウ平均が0.54%安と4週ぶりに反落し、S&P500が0.24%安、ナスダック総合が0.53%安とともに2週続落した。