やや堅調にスタートしたものの、主要指数が最高値圏で推移し高値警戒感が強まる中、週内の新規失業保険申請件数や8月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控え、次第に様子見姿勢が強まった。ダウ平均は朝方に91ドル高まで上昇し、3日連続で取引時間中の史上最高値を更新したが、348ドル安まで反落し、293.47ドル安(-0.70%)と5日ぶりに反落して終了。S&P500も前日に続いて取引時間中の史上最高値を更新したが、0.19%安と3日ぶりに小幅反落して終了。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.04%高とわずかながら3日続伸して終了した。S&P500の11セクターは公益、ITの2セクターが上昇したものの、エネルギーの1.90%安を筆頭にヘルスケア、金融、素材、資本財など9セクターが下落。個別では半導体のエヌビディア、AMDが2%超上昇した一方、アナリストが投資判断を引き下げたゼネラル・モーターズ(GM)とフォードがともに4%超下落したほか、アムジェンが5.46%安となり、一銘柄でダウ平均を118ドル余り押し下げた。
引け後の動きでは予想を上回る決算や強い見通しを発表したマイクロン・テクノロジーが時間外で13%高と急伸している。